図々しく生きる女子大生。

大学3年生。イギリス留学中🇬🇧(2019.9~2020.6)自分のためのアウトプットかつ誰かの学びになることが書けたらいいなと思っています。

他国と比べたイギリス

 

こんにちは!お久しぶりです、しおりです〜

 

もう完全に年末ですが、環境が違うのでそういう行事を全く身近に感じられていません。

 


これを見たら年末!という今までのルーティンがないからでしょうね。

 

 


クリスマスに関しても、もう1ヶ月も前からクリスマスマーケットを飽きるほど見ていたので、

クリスマス当日もいつもと変わらぬ日常といった感じで特別感を得られませんでした。

 


ヨーロッパではクリスマスは家族と過ごす日なので、街中のお店はほぼ閉まっていたのが唯一の特別感でしたね。

 

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さて、私は約1週間前からヨーロッパ旅行をしています。

デンマーク、オランダと来て現在はベルギーに滞在中です。

 


そのためブログを更新していませんでした。

 


しかし昨日から少し体調が悪く、部屋で休んでいるのでブログを開いてみた次第です。

 


今日は、ここまでのヨーロッパ旅行中に気づいた、他の国と比較した時のイギリスの特徴について書いていこうと思います!

 

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まず1つ目は、イギリス人はよく謝るということ。

 


これはイギリスに来てすぐの時からイギリス人の特徴としてよく言われていました。

 


しかしこのイギリス留学が初めてのヨーロッパだった私には、比較対象がなく、ずっとそれが真実かわからなかったのですが、今回デンマーク、オランダに行ってみて真相が確かめられました!

 


イギリス人、確かにすぐ謝る。

 


旅行先の2カ国で、ふと違和感を抱くことがあったのですが、それが人混みで人とぶつかった時。

 


イギリスでは、ぶつかったときにどちらが悪いかわからなくてもとりあえず謝る人がとても多いです。

 


その癖がついていたので、デンマークで人とぶつかってSorryと言ったときに、相手はもう人混みに消えている様子を見て「ん?」と思いました。

 


日本人とイギリス人は性格が似てると言われがちなので、余計謝る癖がついていたのだと思います。

 

 

 

それがいいか悪いかはわかりませんが、1つの特徴ですね。

 

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2つ目は、Where are you from?という言葉について。

 


イギリスに来てから驚いたことの1つが、みんな私の出身地に全く興味を抱かないということです。

 


興味を抱かないというか、誰も聞いてきません。

留学生の集まり、のような絶対に違う国から来てる人が来ている場でしか聞かれたことがない気がします。

 

どう見てもアジア人なのに普通の英語の勢いで話してくるので最初はとても戸惑いました。

 


しかしそれにも慣れてきた私にとって、旅行してきた3カ国での出来事は少し私を変な気持ちにさせました。

 


あらゆるところでWhere are you from?と聞かれたのです。

 


博物館、お店のレジ、道端、、

久しぶりに聞かれたので本当に違和感がすごかったです。

 


-Where are you from?

-Japan

-Oh Japan! Cool!


なんてやりとり久々にしました。

 


イギリスは本当に様々な人種の人が住んでおり、見た目はいわゆるイギリス人ではなくてもイギリスで生まれた人や、物心ついたときからイギリスにいる人はたくさんいます。

 


なので、もはや何をイギリス人とするのかは私にもわからないのですが、

そんな状況で見た目だけを見て「イギリス人じゃなさそうだから出身聞こう」と出身を尋ねるのは失礼に値するとされているのです。

 


最初は、外国人として扱って易しめの英語で話してほしいと思っていた私ですが、

この国ではそれが礼儀と聞いて素敵な文化だなと思いました。

 


確かにデンマークやオランダと比べるとイギリス、特にロンドンはかなり様々な人種の方が住んでいるんだなと感じます。

 


日本では、日本人っぽくない人にはとりあえず出身を聞くのが一般的ですが、環境が違えば常識も変わって当たり前ですね。

 

なのでイギリスに旅行するときには、ぼーっとしてても助けはもらえません!

助けて欲しい時は自主的に外国から来たということをアピールしましょう!

 

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このように初めて大陸ヨーロッパに出て、他国と比較することで、改めてイギリスの特徴を発見することができました。

 


ベルギーの後は、フランス、ルクセンブルク、ドイツ、アイルランドに行く予定です🏃‍♀️

 


旅行中にもう一回ぐらい更新できたらいいなと思っています!

 


それでは良いお年を!

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ジェンダーギャップ121位って本当?

 

こんにちは〜!しおりです!


最近本当に寒くてついにヒートテックに手を出しました、、、、!

ユニクロ、天才ですね。


イギリスは日本より緯度が高いですが、そんなに日本と気温は変わらないのかな?という感じです。

 

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さて、今日は昨日発表された

ジェンダーギャップ指数

についてお話しします🌟

 


ジェンダーギャップ指数とは、

毎年世界経済フォーラムが発表する、各国の男女格差を指数化したもので、

経済、教育、健康、政治の4分野から調査されます。

 


英語だと、

Economic participation and opportunity,

Educational achievement,

Health and survival

Political empowerment

の4分野です。

 


この2019年版が昨日発表されたのですが、

日本はなんと153か国中121位という結果になりました。

 


去年の110位からさらに順位を落としてしまいました。

 


この121位という数字はかなり強烈で、さまざまなニュースの見出しになっているかと思います。

 


しかしこのような統計が出るたびに、これはただの数字だという意見があったり、

数字だけ見て終わってしまったりすることが多いのでこの統計は信頼できるものなのか、ということを分析してみました!

 


まず、各分野ごとの順位がこちら。

経済: 115位(0.598)

教育: 91位(0.983)

健康: 40位(0.979)

政治: 144位(0.049)

です。

(カッコ内はスコアで、1に近いほど格差がない。)

 


私がこれを見てまず思ったことは、

①教育、健康の分野はもっと高いのではないか

②政治分野が低すぎる

の2点です。

 

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まず①について。


教育分野に関してですが、

発表から1日経った現在、「集計ミスでは?」という話が出ています。

 

今回教育分野での順位が下がったのは、中等教育への就学率が落ちたからだと言われていますが、そんなはずないだろという数字になっています。

 

もしかしたら統計の基準が変わっただけなのかもしれませんが、今後もしかしたら集計ミスと発表されるのかもしれません。

 


次に健康分野に関してですが、

WHOが2018年に出した統計では、

日本は男女ともに平均寿命世界一の長さになっており、

さらに普段生活している中で健康に関するサービスで男女の不平等を感じることは少ない気がします。


そこでなぜ40位なのか探るため、健康分野の中のさらに細かい調査基準を見てみました。

すると、Healthy life expectancy(健康な状態での寿命)の分野で59位となっていたのです。


おそらくこれは単なる「男女の格差」だけを見ており、寿命の長さは考慮されていないのだろうと思われます。


なので、この分野で1位のロシアでは、寿命は日本より短いものの、順位が上となっています。

 


では、この教育、健康の2点の順位が理不尽に低すぎるからこの統計は信用できないと言えるのでしょうか。

 


私はそうは思いません。

 

なぜか。


教育、健康の分野は、多くの先進国ではほとんど不均衡はありません。 

 

そのため、わずかなスコアの差で順位がかなり開いてしまうのです。

 


教育分野にミスがあるのでは?という記事を書いたサイトでは、もし教育分野が去年と同じだったら全体順位は何位になるかという計算を行っています。

結果は120位。ほぼ変わりません。


また、健康分野に関しても、寿命1位のロシアと59位の日本では0.001ポイントしかスコアは変わりません。

 

少しの差で大きく順位が変わってしまうのです!

これは順位しか見ていないと気付かない罠ですね😅


そして121位というような全体の順位は、各項目の順位ではなくスコアを元に出されます。

 

なので、健康分野40位という事実ではなく、

スコアが0.979という事実が全体順位に反映されます。

 


そうなると、上に書いたスコアを見ればわかるように、教育、健康分野はほぼ1に近いため、全体順位にそれほどの影響力がないのです。

 


ここで②政治分野が低すぎることが大問題となるのです。

 

スコアを見てみると、圧倒的に低いですよね。

 

0.049!!!!!!!

 

政治分野では、議会の男女比や、女性の政治リーダーの人数などが考慮されます。

議会の男女比はほぼ9:1であり

日本では女性首相が未だゼロであることをふまえると、

そりゃ確かにこのスコアになるなぁ、、といった感想になります。

 


さらに世界経済フォーラムは世界的な今年の傾向として

各国で女性の政治参画の拡大

を挙げています。

日本が去年と変わらない中で、各国が改革を進めたことで順位を落とす結果になったのでしょう。

 

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こうして見てみると、

教育、健康分野は世界的にほぼ差がないことから、政治分野の比重が大きすぎるのでは?という批判があります。


政治分野の比重が大きくなることは事実ですが、政治というのは重要視されるべき分野です。

 


教育、健康、経済、どの分野も政治によって決められるものですよね。

政治分野で女性の割合が大きくならない限り、他のどの分野でも改革は起こりにくいことは容易に想像できると思います。

 


以前、政治を学んでいる方と話したときに

「なんで政治に女性が必要だと思うの?」

と聞かれました。

彼は別に女性参画を進める必要はないという意見の持ち主でした。


そこで私は、

「女性が増えることでみんながもっと暮らしやすくなる」

みたいな結構ありきたりなぼんやりとしたことを言ってしまったんですよね、、。

英語で会話していたから余計にうまく言えなかった、、、

 


しかしよく考えてみれば、

人口は男女ほぼ同じ割合なのに、国の方針、つまり私たちの生活を決める政治界に人口と同じ割合の男女がいないことに違和感を抱かない方がおかしいのです。

 


こうやって返せばよかった、、、!と今でも悔しく思っています笑


私たちは子供の頃からなんとなく

「リーダーは男性」

のような考えを持っている気がします。

無意識的に。

 


しかし性別が違うからといってどちらかが政治能力に長けているなんてことは絶対にありえません。

 


よく女性は意欲がない、能力がないと言われがちですが、

それは女性が生きていく中で

「あなたにはリーダーシップを求めてないよ。補佐してくれればいいよ。」というメッセージを刷り込まれてしまってきた結果です。

 


前回のブログの内容ともかぶりますが、

誰もが政治に興味を持つことは大事だなと、今回もやはり思わされました。

 


そしてジェンダーギャップ指数という統計についてですが、私は信頼できるデータだと思っています。

 


ただの数字だと言う人もいますが、この統計に限らず、男女格差という点において、日本の政治に問題があるのは明らかなので、来年は改善することを願います。

 

 

今回はジェンダーギャップ指数ということで、男女という区別でお話ししたことはお許しください。

 


またまた長くなってしまいましたが、読んでくださった方ありがとうございました。

 


ではまた〜

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イギリス総選挙②

 

こんにちは~!しおりです!

 

今日は前回の続きで、政治への関心についてお話します。

 

私が昨日の記事を書こうと思ったのは、13日、選挙結果が発表された日のFacebookのタイムラインに政治に関する投稿がたくさん流れてきたからです。

様々な友人が、選挙結果についての考えを投稿していました。

 

昨日お話ししたように、確かに労働党支持のフェミニストの友人の投稿が多かったのですが、今まで政治の話をしたことがない友人も投稿していて驚きました。

 

投稿に対して「それには賛成できない」とコメントで意見を書いている友人も見ました。

 

そこで、保守党支持、労働党支持、両者の意見を見て、自分なりに考えてみたのです。

 

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選挙結果が始まる前から政治に関しての学生の意識は日本よりはるかに高いな、と要所要所で感じていました。

 

大学が始まったときにSociety Fairというサークルの新歓ビラ配りみたいなところに行った時も、はっきりとボリスに反対を掲げるビラを配っていたり、政治について考えるSociety があったりしました。

 

さらに、選挙直前になると、大学で「Vote Labour」と書かれたビラやシールを配布する人を見かけました。

 

日常会話の中でも政治に関する話題が聞こえてきていました。

 

 

日本では、というか少なくとも私がいた環境では、ハッキリと自分の考えをもって政治の話をする人はそう多くなかったですし、ましてやSNSでオープンに投稿している人は見かけたことがありません。

 

そして政治について発信する人がいても、「意識高い系」と煙たがれることが多い気がします。

 

友人の投稿内容に関して詳しくて尋ねてみたのですが、すごく丁寧に返信してくれました。

 

'British people like to talk about politics a lot'

と自ら言っていたので、本当に好きなんでしょう!

 

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ということで、今回の選挙の投票率を調べてみたところ、

67.4%。ちなみに前回と比較すると、-1.49%でした。

 

日本と比較するとはるかに高いですね。

 

しかしこのイギリスの67.4%という数字は、他のヨーロッパ諸国に比べると、そんなに高いというわけではありません。

 

調べてみたところ、スペイン71.8%、イタリア 72.9%、ドイツ 76.2%、オランダ 81.9%と他にもかなり投票率の高い国がたくさんあります。

ヨーロッパで一番高いのはマルタの 92.1%でした!

 

これに対して日本の投票率を見てみましょう。 

2019年の参院選投票率が48.8%で過去二番目に低かったのは記憶に新しいと思います。

10代の投票率はなんと31.1%でした。

 

この選挙が行われた7月、若者を選挙に行かせるようにと様々な取り組みが行われたように感じていました。   

 

Twitterでは、各政党のマニフェストを簡単に理解できるような図がタイムラインにたくさん流れてきたり、私の周りでも選挙に行く人がいつもより多かったように思えました。

 

しかし結果は過去二番目の低さ。 

 

私は政治に少しは関心があったから、タイムラインに選挙に関する投稿がたくさん流れてきただけであって、関心のない人を巻き込むまでの運動は起こっていなかったのだなと感じました。

そう簡単に社会は変わらないということも実感しました。

 

制度や国内情勢が異なるのだろうかと思い、調べてみました。

 

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まず投票の制度について。

 

イギリスには日本のような期日前投票はなく、その代わりに代理人による投票やポスト投函による投票が認められているとのこと。

 

選挙当日は朝7時から夜10時まで投票所が開いているそう。

投票所に並ぶ人の列が話題になっていました。

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(The Guardian)

 

また投票するためには、登録が必要であり、大学の委員会が運営しているSNSでも登録するようにと呼びかけをしていました。

 

さらに投票は慣習的に木曜に行われることが多いそうです。

 

こうして見てみると、日本と比べて格段に投票に行きやすいわけでもありませんし、むしろ登録とかめんどくさいですよね。 

 

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では国内情勢はどうでしょう。

 

今回のイギリスの選挙は、Brexitという大きな問題が争点になっていることもあり、投票率が高かったのかもしれません。

 

日本の選挙に関して、投票率が低い=現状に満足しているという肯定的な意見もネットで見かけました。

 

これは確かに一理あると思います。

しかし、今の日本は投票に行かなくてもいいほどにみんなが満足できる社会だとは思えません。

 

不十分なところがあるのに、それを課題として見ていないことが問題なのです。

 

と、なるとやはり投票率の低さの原因は、よく言われることですが、当事者意識の無さなのかなと感じます。

 

自分たちの行動で何かが変わると思っている人は残念ながら少ないと思います。

 

政治について語ることは大切だと、この年になってひしひしと感じていますが、それに見合う知識を得る場がこれまでなかったし、なんだか触れにくい話題になってしまっている気がします。

 

こんなことを言っている私も、イギリスの友人のように自分の政治に対するスタンスを語れるわけでもないので、もっと勉強しないといけないなと感じます。

 

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今回の選挙に対する友人の様子を見て、こんなにも政治についてオープンに語ることができて、それを語るだけの考えを持っていることに感化されました。

 

この時期にイギリスにいれてよかったなと感じます。

 

このままいけば1月末にはBrexitが達成されるようなので、またそのときFacebookのタイムラインがどうなるか楽しみです。

 

長くなってしまいましたが、読んでくれた方ありがとうございます。

 

ではまた~

 

 

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イギリス総選挙①


こんにちは!しおりです!

 

ここ最近また天気が悪くて気分が上がりません、、、。

 

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先日、中2から使っていた折り畳み傘が折れました。

暴風のせいで🍃

 

折り畳み傘を8年も使うの、結構すごくないですか?笑

 

というのも、その傘なんと3000円するんです。高。

日傘も兼ね備えていたので。

 

なぜそんなに高い傘をかったかというと、

友達とアリオで遊んでいたとき、(アリオ知らない人は調べて)突然大雨が降ってきたんですね。

でも傘を持っていなかった私は、ロフトの中で見つけた傘を値段も見ずに買いに行きました。

 

そしたらなんと3000円。

たか!!!!!と思ったのですが、一緒にいた友達とまだそんなに深い仲じゃなかったので、さっと買い物を済ませて戻った記憶があります。

 

たか!!!と思ったけどそのおかげでここまで使って来れました。

でもついにその相棒が壊れたのです。悲しいです。

しかも見てください。ここ折れるんですよ。笑

いかに風が強かったか想像できると思います。

 

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、、、、と昨日まで落ち込んでいたのですが、ためしに逆方向に曲げてみたところ、簡単に戻りました笑

ちょっといびつな形になりましたが、これからもまだ使えそうです。

 

 

前置きが長くなりましたが、今日は12日に行われたイギリス総選挙について書きます!

 

国民感情と選挙結果について、と人々のの政治への関心について主にお話しします。

 

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まず、知っている人もいるかもしれませんが、ボリスジョンソン率いる保守党が勝利しました。

 

得票率43.6%と圧倒的勝利と言えるでしょう。

 

 

私は開票が行われるまで、一般的なイギリス政治に対する国民の感情がよくわかっていなかったのですが、もしかしたら労働党が勝つかも?なんて思っていました。

 

理由としては、

 

①私の周りで政治について語る友人の多くは労働党支持だったこと、

Brexitに賛成する人に会ったことがなかったこと

 

が挙げられます。

 

 

①について、政治について語る友人の多くは、フェミニストでした。

Feminist Societyで出会った友人やFeminismに関する授業で出会った友人。

 

マイノリティの権利を主張する人の多くは労働党支持なのです。

Vote LabourというシールをPCに貼っている友人もいました。

だから労働党支持者が多く見えたのですね。

 

さらに、保守党支持の友人は、労働党支持の人の方がSNSで政治に関して発言する傾向があるのだと言っていました。

 

確かにそれは私も感じます。

現状に異議を唱える人は、目に見えるところで発言しがちというのはうなずける理由でしょう。

 

だから、私は労働党支持者の方が多いようなきがしていました。

 

②について、一般的にBrexit反対派は、若者、特に学生に多いと言われています。さらに、都市に住む人にも反対派が多いのです。

 

私の住んでいるSheffieldはそんなに大きくないと言えどCityであり、学生都市だと言えます。

そうなると必然的に私の出会うイギリス人にはBrexit反対派が多くなるのです。

 

これは、地域別の投票結果です。青が保守党、赤が労働党です。


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黒い◯をつけたところがSheffieldです。

 

そして友人によると、今回保守党が勝った理由として、Brexitに賛成した人が多いということもあるが、「労働党に投票したくなかった」という層が多いことも挙げられるとのこと。

 

労働党の党首Jeremy Corbyn氏は、かなり過激な発言が多かったことでよく取り上げられていました。

 

実際、今回保守党得票率43.6%、労働党得票率32.2%とかなり差は大きいものの、

前回の選挙と比較すると、保守党の得票率は+1.2%なのに対し、労働党は-7.8%でした。

 

労働党というのは、もともと名前の通り労働者階級に支持されており、保守党というのは、ミドルクラスに支持される政党でした。

 

しかし最近は、労働党による労働者への配慮が感じられず、彼らの票が離れたともいわれています。

保守党が掲げるEU離脱が労働者階級を引き寄せたのでしょうか。

 

上の地図でも、ロンドンの周りの地域で保守党が支持されていることがわかります。

 

こうして見てみると、今回の争点は明らかにBrexitだったとは思いますが、最大野党労働党の党首Jeremy Corbyn氏の発言や態度も大きな影響を与えたのだなと思いました。

 

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なぜこんな風にイギリス選挙を分析しようと思ったか、それはあまりにも皆選挙の話ばかりしているからです。

選挙前からもっと情勢を学んでおけばよかったなあ、、と後悔しています。

 

長くなってしまったので今日はここで終わりにしますが、次回は、人々の政治への関心についてお話ししようと思います。

 

読んでくださってありがとうございました。

今日書いた内容は私自身もまだ勉強不足な点がたくさんあると思うので、「ここは違うよ!」というところがあったら教えてください。

 

ではまた~

 

 

 

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「男女平等」とフェミニズム②

 

こんにちは〜しおりです!


今日もまたフェミニズムについてお話しします🌟

今日は「男性学」の視点から。


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前回、フェミニストや「男女平等」を掲げる人たちへ向けた批判についてお話ししましたが、こんな批判もたくさん見ます。

 


「男女平等と言っても、女性は都合の良い時はその差を使っている」

 


例えば

・男性がおごることに対して女性は甘えてる

・重いものは男性に持ってもらっている

・結局、女性は男性の経済力を重視している


などなど、、、

 

これらの問題点は、

 

・男性は皆女性より稼ぐ

・男性は皆女性より力持ち

・結婚後は男性の稼ぎに頼る

 

という男性を苦しめる偏見が元になっていることです。

 

フェミニズムというのは、このような男性への偏見もなくしたいと思っている運動です。

 

というか、なんでもかんでも性別でくくるのをやめようと思っています。

 


 

収入は個人によって違います。

力に自信のない男性もいれば、力に自信のある女性もいます。

 

男も女も関係なく、

誰かに奢りたい気分なら奢ればいいし、

重いものを待つ余裕があったり、荷物を持てなくて困っている人がいたりすれば、助ければいいし、

結婚したら働きたい人が働けばいい。

 

フェミニズムというのはこういう考えです。

 

 

フェミニズムという名前の影響や、

歴史的に女性が排除されてきた事実により、

女性への差別をなくすことばかりが注目されがちなだけなのです。

 

実際に、わたしは現在通っている大学で「男性学」に関する授業を履修しました。

 

女性への偏見があるように、

男性に対しても

男性は一家を支えるものだ

スポーツができることが男らしさだ

感情を出すのはかっこ悪い

といったような偏見も同様にあります。

 


世間が求める男らしさ(Masculinity)によって男性も苦しんでいるのは事実なのに、

強くいることを求められる男性は、女性よりもその問題に対して声をあげにくいというのも課題とされています。

 


正直これは私にとって新たな学びでした。

以前は、フェミニズムは女性へ向けられた考えだと思っていたし、

男性の苦しみにそれほど目を向けたことがなかったのだと思います。

 


そう考えると、自分が当事者ではない課題に対して目を向け理解するということがいかに難しいか感じるとともに、

こうして勉強することは確かに視野を広げてくれるなと実感しました。

 

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この視点で見てみると、フェミニズムというのは決して女性のためだけの考えではないことに気づくと思います。

 

フェミニスト=男性の敵」というイメージを持っている人には、ぜひ今日その考えを改めてほしいです!!!!

 

 

①②とフェミニズムの誤解されやすい面について書いてみました。

 

「意外と普通のこと言ってるだけだな?」

と思ってくれたら嬉しいです笑

 

フェミニズム、敬遠しないでください😂

 

今日も読んでくださってありがとうございました。

いつも読んでくださる方ありがとうございます😊

 

ではまた〜

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「男女平等」とフェミニズム①

 

こんにちは〜!しおりです!

 

昨日Yorkという街に遊びに行って来ました!

 

アメリカの地名ってわりとヨーロッパの地名に由来してることが多いので、New YorkもこのYorkに関係しているのかと思いましたが、直接的には関係ないそうです笑

 

(ヨーク公というイギリスの王が占拠したことでNew Yorkと名付けられたそう)

 

ということで今日はYorkの写真たちもお楽しみください📸

 

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さて今回は、「男女平等」とフェミニズムについてお話しします!

 

なぜ「男女平等」とカッコをつけたかというと、人々が考える「男女平等」は本当にさまざまだからです。

 

 

みんなが同じ状況を与えられることを「平等」と呼ぶのか、

与えられるものが平等ではなくても、結果的に同じ状況になることを「平等」と呼ぶのか。

 

この言葉は、前者で捉えられることが多いため、私はあまり好きではありません。

使いやすい言葉なのでたまに使ってしまっているかもしれませんが、、、。

 

「平等」という言葉はフェミニズムが目指すものとは少しずれてる気がするのです。

 

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Equality(平等)とEquity(公正、公平)の違いを表した絵です。

 

フェミニズムが目指すのは、公平に近いと思っています。

 

なんとなく違いがわかりますかね、、。

 

 

例えば女性専用車両は「平等」ではなく、「公平」と考えることができると思います。

 

女性専用車両というのは、

どうしても電車内の痴漢被害者は女性が多いから、そんな人たちも安心して電車に乗れるようにという意味を込めて作られたものです。

 

本当は痴漢加害者をどうにかしたいところですが、そう簡単にいかないのが現実なのでしょう。

 

この、「平等」と「公平」の意味を同じだと捉えてしまうことで、フェミニズムへの批判が起こってしまうような気がしています。

 

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例えば、政治における女性活躍推進のために優秀ではなくても女性を登用している、という批判。

 

女性政治家が何か問題を起こすとすぐこういう批判が来ると思います。

 

しかし、日本における女性政治家の少なさは大問題です。

世界経済フォーラムの統計では、2018年の男女の政治における格差は149カ国中125位です、、😱

もちろん1位が1番格差が少ない国です。

 

 

こうした状況では、政府が積極的に女性政治家を増やそうと試みることで、他の女性たちを動機づけるというのも1つの手段になるのではないでしょうか。

 

そう考えると、平等ではないけど、公平だと思います。

 

 

まあ、根本的な解決策とは言えないですけど、、😅

 

政治家がどのような環境で働いているのかわたしにはわかりませんが、

子育てとの両立など、女性が働きやすい環境にしていくことが大切なのではないかと思います。

そのためにはそういう政策を出す女性政治家が必要なんですよね、、、、ああ無限ループ。

 

さらに、女性政治家が問題を起こすとほらみたことか!と騒がれがちですが、男性政治家もかなりいろいろ問題起こしていますよね?笑

 

女性政治家自体が珍しいために注目されてしまいますが、それは性別によるものではないはずです。

 

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今年、東大の入学式でスピーチした上野千鶴子さんをご存知でしょうか?

日本の女性学の先駆者とも言えるこの方が、スピーチで残した言葉がこちらです。

 

 

「女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。」

 

 

これを最初に読んだとき、私はまだジェンダーに興味を持ったばかりで何もわかっていませんでした。

 

だから、「女は弱者なんかじゃない!」なんて思っていましたが、勉強するにつれてその意味がわかってきました。

 

つまりこれも「公平」の考えだと思うのです。

男性と同じ、もしくは男性よりも優位に立とうとしたいのではなく、

システムなどの手助けを受けながら、排除されることなく生きていきたいということなのです。

 

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今日も長くなってしまいましたが、フェミニズムについて少しでも

へぇ〜そうなんだと思ってくれたら嬉しいです。

 

上野千鶴子さんのスピーチは、調べれば全文が読めます。

フェミニズムについて以外の言葉も私には染みるものでした。

まだ読んだことない人はぜひ読んでみてください。

 

次回は「男性学」の観点からフェミニズムについてお話しします!

 

ではまた〜

 

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日本とイギリスの性教育

 

こんにちは!お久しぶりです、しおりです!

 

1週間ほど前から風邪をひいていたのですが、ようやく治ったのでまたブログ再開しま〜す!

 

今日はOxfordの写真たちとともにお送りします📸

 

 

ちなみに風邪薬は日本から持ってきたもので対処しました!

 


風邪ウイルスはありえないほど数がある、みたいなことを聞いたことがあったので、

国ごとにウイルス違うのかな〜なんて思っていましたが効いたようです! 

 

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では今日は性教育についてお話しします🌟

 


性教育と聞くとどんなことを思い浮かべますか?

多くの人は性行為についての話ばかり思い浮かべるのではないでしょうか、、。

 


先生すらも少し恥ずかしがって話していたり、ちょっと気まずい教室だったり、、そんな様子をがパッと思い付きますよね。

 

 

 

しかし性教育とひとことに言ってもそれが全てではありません!

 


わたしがよく言うジェンダーというのも性教育の一部に入ります。

 


そこで今日は、遅れていると言われがちな日本と比較的進んでいるイギリスの性教育を比較してみようと思います!

 


まず、日本が遅れていると言われる理由は以下の2つだと思われます。

 

①規制が多い

②範囲が狭い

 


①について。

日本では「性行為」「避妊」という言葉を使うことさえ禁止されていて、その代わりに「性的接触」という言葉を使うことが義務付けられています。

 


なんとも遠回しですね😂

 


規制の理由としては、「それらの言葉は中高生には過激だ」ということらしいですが、

中学生でもスマホを持つのが当たり前のこの時代、正直もっと過激な言葉をみんな目にしてるのではないでしょうか???

 


インターネットで不確かな情報を得るぐらいなら学校でしっかりと教えた方がいいのでは?と感じます。

 


規制が厳しくなったきっかけに「七生養護学校事件」というものがあります。

気になる方は調べてみてください。

 

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②について。

性教育」と聞くとちょっとギョッとしませんか?笑

それって私たちがイメージする性教育が偏っているからだと思われます。

 


性教育というのは、性行為や人間の生殖機能について学ぶだけでなく、ジェンダーについて学んだり、広く人間の「性」について学ぶこと全般を指します。

 


日本でもLGBTQという言葉を知っている人は最近増えていると思いますが、しっかりと説明できる人は多くないのではないかと思います。

 


私はよくジェンダーという言葉を使ってしまっていますが、正直よくわからないという人は下の動画を見てみてください!

Sex, Genderの違いをわかりやすく説明してくれています。

 

https://youtu.be/W9YwOE8ndnc


動画自体は英語ですが、日本語字幕をつけられるのでぜひ!

 

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では、それに対してイギリスではどんな教育が行われているのか?

 


まず、お時間があったらこちらの動画を見てみてください。

 

https://youtu.be/-lL07JOGU5o

 


これはイギリスで性教育の中で使われている動画だそうです。

 

 

 

ポップなアニメで

「プライベートゾーンを簡単に人に見せてはいけないよ」

とわかりやすく伝えています。

 


何も学んでいない子供は、何が性犯罪なのか判断できなくて当たり前です。

 


それを小さい頃から教えようということですね。

素晴らしいなと思いました。

 

 

 

さらにイギリスでは、

「アダルトビデオは性行為を学ぶ最善の方法ではない。あれは現実世界を反映していない!」

ということまで教えなければならないそうです!!笑

 


すごいですよね笑

 


私たちが想像する「性教育」とはかなり違うと思いませんか?

 


教室の中で終わってしまう話ではなく、

どう実生活にいきるかが考えられているなと感じます。

 

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少し話は変わりますが、「性的同意年齢」というのをご存知でしょうか?

 


これは、この年齢からなら性行為に対して同意する能力があると判断される年齢のことです。

 


国(アメリカだと州)によって異なるのですが、日本は何歳だと思いますか?

 


予想してみてください!

 


正解は、、

 


なんと

 


13歳。

 

 

 

え??早すぎませんか??

 

 

 

例えば13歳の子が性行為をした場合、その子が同意をしなかったor抵抗したという証拠が見つけられない限り、同意をしたとみなされることになるのです。

 


ちなみにこれは世界で3番目に若いです。

イギリスは16歳。

 


学校で「性行為」「避妊」という言葉を禁止された性教育しか受けていない13歳の子に「同意」の意味が理解できるのでしょうか?

 


この13歳という規定は明治時代に作られたものであり、そろそろ時代に合わせて変化させるべきだなと思います。

 


教育、年齢の規定共に改善の余地が大いにありますが、

性教育の内容と、性的同意年齢があまりにもあっていなさすぎて驚きました。

 

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ずっと日本にいる限り、日本で行われていることが常識だと感じてしまいますが、

他の国と比べることでこんなにも差があるのだと実感させられます。

 


もちろん日本にはたくさんいいところがありますが、

性(sex, gender)の分野に関しては遅れていると言わざるを得ないと思います。

 

 

 

今日紹介した1つ目の動画をアップしているチャンネルには他にもこの分野に関するわかりやすい動画があります。

 


英語の勉強にもなるし、全てとても短いのでよかったら暇つぶしに見てみてください!

 


では〜

 

 

 

ちなみにこれ昨日1回書いたんですけど、締め書こ〜と思った瞬間にアプリがバグって全部消えました、、、。

2回目書いてみたら書いてみたで、文章がブラッシュアップできてよかったかなとも思います。(ポジティブ)

 

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