図々しく生きる女子大生。

大学3年生。イギリス留学中🇬🇧(2019.9~2020.6)自分のためのアウトプットかつ誰かの学びになることが書けたらいいなと思っています。

「男女平等」とフェミニズム①

 

こんにちは〜!しおりです!

 

昨日Yorkという街に遊びに行って来ました!

 

アメリカの地名ってわりとヨーロッパの地名に由来してることが多いので、New YorkもこのYorkに関係しているのかと思いましたが、直接的には関係ないそうです笑

 

(ヨーク公というイギリスの王が占拠したことでNew Yorkと名付けられたそう)

 

ということで今日はYorkの写真たちもお楽しみください📸

 

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さて今回は、「男女平等」とフェミニズムについてお話しします!

 

なぜ「男女平等」とカッコをつけたかというと、人々が考える「男女平等」は本当にさまざまだからです。

 

 

みんなが同じ状況を与えられることを「平等」と呼ぶのか、

与えられるものが平等ではなくても、結果的に同じ状況になることを「平等」と呼ぶのか。

 

この言葉は、前者で捉えられることが多いため、私はあまり好きではありません。

使いやすい言葉なのでたまに使ってしまっているかもしれませんが、、、。

 

「平等」という言葉はフェミニズムが目指すものとは少しずれてる気がするのです。

 

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Equality(平等)とEquity(公正、公平)の違いを表した絵です。

 

フェミニズムが目指すのは、公平に近いと思っています。

 

なんとなく違いがわかりますかね、、。

 

 

例えば女性専用車両は「平等」ではなく、「公平」と考えることができると思います。

 

女性専用車両というのは、

どうしても電車内の痴漢被害者は女性が多いから、そんな人たちも安心して電車に乗れるようにという意味を込めて作られたものです。

 

本当は痴漢加害者をどうにかしたいところですが、そう簡単にいかないのが現実なのでしょう。

 

この、「平等」と「公平」の意味を同じだと捉えてしまうことで、フェミニズムへの批判が起こってしまうような気がしています。

 

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例えば、政治における女性活躍推進のために優秀ではなくても女性を登用している、という批判。

 

女性政治家が何か問題を起こすとすぐこういう批判が来ると思います。

 

しかし、日本における女性政治家の少なさは大問題です。

世界経済フォーラムの統計では、2018年の男女の政治における格差は149カ国中125位です、、😱

もちろん1位が1番格差が少ない国です。

 

 

こうした状況では、政府が積極的に女性政治家を増やそうと試みることで、他の女性たちを動機づけるというのも1つの手段になるのではないでしょうか。

 

そう考えると、平等ではないけど、公平だと思います。

 

 

まあ、根本的な解決策とは言えないですけど、、😅

 

政治家がどのような環境で働いているのかわたしにはわかりませんが、

子育てとの両立など、女性が働きやすい環境にしていくことが大切なのではないかと思います。

そのためにはそういう政策を出す女性政治家が必要なんですよね、、、、ああ無限ループ。

 

さらに、女性政治家が問題を起こすとほらみたことか!と騒がれがちですが、男性政治家もかなりいろいろ問題起こしていますよね?笑

 

女性政治家自体が珍しいために注目されてしまいますが、それは性別によるものではないはずです。

 

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今年、東大の入学式でスピーチした上野千鶴子さんをご存知でしょうか?

日本の女性学の先駆者とも言えるこの方が、スピーチで残した言葉がこちらです。

 

 

「女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。」

 

 

これを最初に読んだとき、私はまだジェンダーに興味を持ったばかりで何もわかっていませんでした。

 

だから、「女は弱者なんかじゃない!」なんて思っていましたが、勉強するにつれてその意味がわかってきました。

 

つまりこれも「公平」の考えだと思うのです。

男性と同じ、もしくは男性よりも優位に立とうとしたいのではなく、

システムなどの手助けを受けながら、排除されることなく生きていきたいということなのです。

 

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今日も長くなってしまいましたが、フェミニズムについて少しでも

へぇ〜そうなんだと思ってくれたら嬉しいです。

 

上野千鶴子さんのスピーチは、調べれば全文が読めます。

フェミニズムについて以外の言葉も私には染みるものでした。

まだ読んだことない人はぜひ読んでみてください。

 

次回は「男性学」の観点からフェミニズムについてお話しします!

 

ではまた〜

 

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