図々しく生きる女子大生。

大学3年生。イギリス留学中🇬🇧(2019.9~2020.6)自分のためのアウトプットかつ誰かの学びになることが書けたらいいなと思っています。

「小説を読め」

 

お世話になっている大学の教授から

「啓発本を読んでいる時間があるなら小説を読んだ方がいい」

と言われた。

 

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私はビジネス書や自己啓発本が好きだ。

 


世の中で成功している人の行動や活動の源を知ることができるし、

まぁ、私がビジネスに興味があるからだろう。

 


読んだだけでやった気になってしまうのが難点ではあるが。

 


一方、小説はほとんど読んでこなかった。

読んでみようと買ったことは何度かあるが、毎回途中で飽きて最後まで読めた試しがない。

 


しかし小説を読んだ方がいいことはわかっているし、何度も「読むべき」と言われてきた。

 


今回も、「小説を読んだ方がいい」と言われたとき

わかってはいるんだよなぁ、と思いつつ、

「なんで小説読むのが大事だと思うんですか」

と聞いてみた。

 


すると

「日本語の表現の繊細さが学べる」

とのこと。

 


正直、ふーんと思った。

 


日本語の表現の繊細さを学ぶことに対して、

楽しいと感じられるから読めるんだろうと。

 


そして続いて、

「考えの表現がオリジナルになる」と。

「本を読み込んできた人は、失恋したときの表現が、マジやばい、つらい、死にたい、うざい以外に何通りもある」と。

 


なるほど、確かにその通りだ。

 


これは常々感じていたのだ。

特に大学に入ってから。

 


文章が美しくてその人独自の表現ができる人は、必ず小説を読み込んできている。

 


思い当たる友人が何人かいる。

 


単純にすごいなと思うと同時にいつも羨ましくて私もそうなりたかった。

 


たとえ同じ感情を抱いたとしても、彼らの表現と私の表現では、見る人が受け取るものは全く異なる。

 

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私の大きなコンプレックスの1つは、オリジナリティに欠けていること。

 


いつも人がやっていることを人並みもしくは少し上手にこなし、とりあえず「優等生」になることで生きてきた。

 


そんな私にとって、大学で出会った個性豊かな友人たちは憧れであった。

 

 

こんな気持ちを持つ私に、その教授は

(ブログを読んでいて私の文章は)

「読みやすいけど、どこかで読んだことある感じ」

と言った。

 


まさにそれだと思う。

自分でもそう思う。

 


小さい頃から小説、映画、音楽などアートにあまり触れてこなかったことが

自分の感性の乏しさ(感情の起伏は激しいが)、創造性の欠如に影響していることには気付いていた。


どうにかしたいとずっと思っていたことだった。

 

今までも小説を読むことで、

文章の表現は豊かになって語彙も増えるんだろう

とは思っていたのだけど、

自分が現在行っているブログに関連づけて、「小説読んだ方がいいよ」

と言われるだけでこんなにも読む気になるのかと自分でも驚いた。

 

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今回教授と話したことで、

①小説を読もうと思えたこと

に加えて

②人へのアドバイスの仕方

を学んだ。

 


ただ「小説読みなよ」と言われたところで、人は単なる他人からの意見の押し付けにしか感じられないが、

今その人が取り組んでいることに対してどんなポジティブな影響があるか、をアドバイスに込めるだけで、こんなにも人を動かすことができるのだ。

 

 

 

これに気づいたとき、

私が日本で行っている塾講師のアルバイトを思い出した。

 


担当している子の読解能力をどうにか伸ばしたくて、何度も本読みなよ、とアドバイスしてきていたけれど、一向に読んでくれなかったのだ。

 


日本に帰ったら、その子のためのアドバイスで本を読むことをオススメしてみる。

 

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そして今年は小説を読む、という新たな目標ができた。

日本にいないときに日本の文学を読みたくなるなんて、人生なかなかうまくいかない。


しかもこの教えをもらった日は、数日前にAmazonで買ったビジネス書2冊が届く日だったのだ、、、。

 


すごく楽しみにしていたのでちょっと複雑な気分でダンボールを受け取った。

 


なんだか話が飛躍したが、

自分が熱を持って取り組んでいること、

そして自分でも感じていた文章の平凡さ

この両方に言及されるだけで、

今まで飽きるほど聞いてきた言葉が今年の目標に変化した

というこの衝撃が伝わっていれば嬉しい。

 

ではまた〜

 

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