驚くべきキャッシュレス社会
こんばんは!
現在イギリスは夜中の1時をまわったところです〜
わたしはかなりの夜型なので今も図書館で勉強中ですが、息抜きにブログを開きました!
今日はイギリスのキャッシュレスの様子についてお話しします!
イギリスは、想像以上に現金を使わない社会でした。
あまりカードばかり使うのはなんだか気が引けるなぁと、こちらに来たばかりのときは現金も使っていましたが、
最近はもうカードばかり使うようになってしまいました。
日本ではカードが使えないお店もたまにあるぐらいですが、こちらでは現金が使えないお店もしばしば。
ここで昨日驚いた出来事をひとつ。
昨日は友人とパブに行ったのですが、なんと注文からお支払いまで全てアプリで済ますのです!
もちろんアプリを使わなくても注文できますが、イギリスのパブでは基本的に、カウンターに行って注文してお金を払うので結構めんどくさい。
それがアプリでメニューを見て、注文して、カード情報を入れてお支払いも完了!だなんて、
なんで便利な世界なんだ、、!✨
と感動しました。
イギリスに来る方、絶対にカードを持って来たほうがいいですよ!!
さらにこのキャッシュレス化はイギリスだけではなく、他の国でも確実に日本よりも進んでいると感じます。
以前、中国人の友人とご飯を食べた際、
彼女がカードでお会計をしてくれたので、割り勘の分を払おうとしたら、
「これ私の口座番号だからここに振り込んで〜!」
とメッセージが送られてきたのです。
割り勘のときに口座に振り込むことなんて、日本で考えられますか!?(笑)
このいくつかの経験から、
日本はキャッシュレスが遅れてる、、
こんなに便利なのに!と思ったわけです。
しかしもちろんキャッシュレスにはデメリットもあります。
まず1つ目。
これは皆さんも想像しやすいと思いますが、
お金を使っている感覚がないということです。
日本にいるときは、その月に使ってもいいお金を月初めにドーンとおろし、そこから使うという方法で自分なりに節約しようとしていました。
しかしカードで払うとなると
「あ、こんなに減った」
という感覚が全くないため、かなり意識しないといけないな、、と思っています。
2つ目。
これはデメリットではないかもしれませんが、
購入情報が事業側に流れるため、わたしたち消費者の行動がいわば監視されています、、、。
ネットで何か買ったらするとそれに似た商品の広告があらゆるところに出てきたりしますよね。
それを見るたびに常に誰かに監視されている気がしてちょっと怖くなります。
知らず知らずのうちに資本主義の波に飲まれているんですね〜、、、。
そして3つ目。
これは学校の課題でイギリスの階級社会について調べたときに偶然見つけた関連性なのですが、
キャッシュレス社会は、低い階級、特にホームレスの人たちに厳しい社会
だということです。
当然キャッシュレス化が進むにつれて、人は現金を持たなくなります。
すると、今までお金を恵んでくれていた人にも、
「ごめんなさい、現金がないの」
と断られてしまうのです。
さらに、日本ではホームレスの人はそれほど多くありませんが、
大阪で『BIG ISSUE』という雑誌を売る人たちを見かけたことはありませんか?
彼らは雑誌を売ることで収入を得ているホームレスの人々です。
しかし彼らも日本でじわじわと進むキャッシュレス社会に悩まされていました。
現金がないと断られるからと言って、カードリーダーを買うお金があるわけではありません。
そしてもしカードリーダーを手に入れたとしてもどうでしょう。
「カードを読み込む機械を持っているということは、それなりにお金あるんじゃない?」
と思ってしまいませんか?
どんな手段を講じても、彼らにとってキャッシュレスは敵なのです。
こうして考えてみると、私たちが便利だと喜んでいるサービスはさらに経済格差を広げる要因のひとつになっているかもしれないということに気づきます。
これもまさに資本主義の流れですね。
この事実を知ってから、
自分にとって都合の良いことは、誰かにとって不都合なのかもしれない
と考えるようになりました。
考えるだけでは変わらないけど、
少しこういう部分にも目を向けられる人が増えたらいいなぁ、と思います。
では、また〜