日本語と英語の根本的な違い
留学を半年終えてからようやくこんな記事かい!とお思いの皆さん、おっしゃる通りです。
ですが、書かせてください。
日本語は遠回しな表現が多い、とよく聞くのですが、その真の意味がわかった出来事をお話しします。
友達と駅に向かって歩いてた時のこと、
突然雨が降ってきたのに傘を持っていなかったわたしは、
「濡れちゃった!」と言おうと思い、表現を考えました。
I got wet by rain. かなと思ったのですが、
直訳してみると「雨に濡れた」になります。
するとなんだか、故意に雨に濡れに行ったのか、油断してたら雨に降られたのかわからないなぁと思ったので、
「意図しないで雨に濡れた時ってなんて英語で言うの?」(What do you express the situation when I get wet unintentionally?)と聞いてみました。
すると、「そのまま言えばいいんだよ😂」と言われてしまいました。
そのままと言うと、
I got wet unintentionally.
んー、、
「私は不本意に雨に濡れた」
じゃなくて
「雨に濡れちゃった」
って言いたいんだよなぁ、、、と
モヤモヤしたのです。
そんなことがあってから時が経ち、
日本語を勉強しているイギリス人学生と話していた時のこと。
「日本語は本当に間接的な表現が多いよ。
『忘れちゃった』と『忘れた』で意味が変わる!」
と彼が言うのです。
ん???もしや??
なんだかモヤモヤがとれそうになる。
そこで私は、
「も、もしかして、英語だったらunfortunately I forgot my umbrella って言う?」
と聞いてみたら、
「そうだねーそれしかないね😂」
と。
なんだか全てが解決した気持ちになりました。
今まで英語を勉強してきた中では、
Unfortunately I forgot my umbrella. は
「私は不運にも傘を忘れた」と訳すことが正解とされてきました。
でも本当の訳は、
「傘、忘れちゃった」なのです!!!
日本語では「ちゃった」という何の意味も持たないような言葉に「unfortunately 」の意味が隠れているということです。
でも英語に「ちゃった」のような表現はありません。
だからunfortunately と口に出して言うのです、、、!!!
今まで思っていた「日本語は間接的」は、
表現を遠回しにしたり、ぼかしたりすることに対して言っているのだと思っていました。
でも違ったのだとここでようやく気づきました。
英語は「単語」が全てを物語る。
語尾や助詞一つの違いで意味全体を変えてしまう日本語とは大違い。
これが「日本語は間接的だ」「英語は直接的だ」と言われる所以だったのです。
こう考えると、
英語と日本語というのは言語体系が根本的に異なります。
だから教科書で習う文は全部不自然に感じていたんだなぁと思ったわけです。
「不運にも」なんて誰が会話で使うんだよ、と思いませんでしたか?
これを踏まえると、
日本語のような、多くの言語と似つかない言語を話す人が、他の言語を学ぼうとするときに1番意識すべきなのは文脈です。
単語の直訳を覚えることではありません。
「傘」「忘れる」「ちゃった」
のそれぞれの対になる英単語を勉強するのではなく、
雨に降られたときに、何て表現するかを知る必要があるということです。
大学で英文学のおじいちゃん先生が言っていました。
👨🦳「Good morning. 日本語に訳してみろ」
👩🏻「おはよう」
👨🦳「ばかやろおぉぉおう!!!良い朝だろうがぁぁぁあああ!」
と。
その通りです。
Good morning は良い朝。
でも、日本人は朝知り合いに会ったとき「おはよう」と言い、
英語話者は’Good morning’という。
これを発見した最初の人が
おはよう=Good morning
という常識を作り出したのでしょう。
これに気付いてから、
「この状況英語でなんていうんだろう?」と思ったことをそのまま伝えるようにしています。
言ってる私はまだ少し違和感がありますが、それが英語というものらしいです。
これをもう少し早くに気付けていたらなぁ、、と思ったのでシェアさせていただきました。
これに気付いた時の私の興奮が伝わってると嬉しいです。
ではまた〜
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